当時TウイングはT3とタトゥーラにのみ採用されていたダイワの画期的なシステムでした。
そんなTウイングをダイワの顔であるジリオンに搭載したジリオンTWが2015年、満を持して登場しました。
現在では超ハイギアモデルやロングキャストモデルも登場し、充実したラインナップとなっています。
今回はこのダイワの中心的な存在となっているTウイングを搭載したジリオンを、インプレを交えながら、解説していきましょう。
目次
「ジリオンTW」購入の動機とキッカケ
当時購入したばかりのジグロッドに組み合わせるリールを模索していたところ、このリールが発売されたので購入に踏み切ったという経緯があります。
それまで、Tウイングシステムを使用していなかったのですが、信頼のあるジリオンシリーズに搭載されるということで期待に胸を膨らませて購入しました。
ジリオンTWの特徴
Tウイングシステム
クラッチをオフにすることでT字型のレベルワインダーが半回転し、横幅の広い部分が姿を現します。
このワインダーにより、キャスト時のライン抵抗が軽減され、飛距離がアップ。ピッチングもストレスなく継続できます。
リトリーブ時には、レベルワインダーは収納され、従来のレベルワインダーと同じフィーリングでリトリーブを続けることができます。
マグシールドボールベアリング
本来なら水が浸入するを隙間があるボールベアリングですが、ダイワはマグオイルという磁力に反応する、オイルと磁石を使用することで隙間を埋めることで、回転抵抗を加えることなく浸水を防いでいます。
これにより、ボールベアリングは長寿命になり、ソルトウォーターでの使用も安心です。
幅広いギア比のラインナップ
下は5.5から上は9.1というスーパーハイギアまで、とても幅広いラインナップ。
様々なフィッシングスタイルに対応可能となっています。
「ジリオンTW」私のインプレ
手にした瞬間、その剛性が伝わってきました。
安心できる剛性があるかを判断する基準としてフルサイズのラバージグをフルパワーでフッキングした時のフィーリングを参考にするのですが、それも問題なし。
ただ少し大きい。
そして、それに伴って少し重いです。
Tウイングシステムを搭載するにあたって、それまでのジリオンより一回り大きくする必要があったのではないかと考えていますが、翌年発売された、ジリオンSV TWでは元のジリオンのサイズ感に戻っています。
1年でそれができるなら初めからそうして欲しかったですね。
Tウイングの使用感はクセになりました。
飛距離はもちろん素晴らしいのですが、軽い力でもスムーズに糸が出ていくので、ピッチングやテンポよく中距離キャストを継続する際にストレスを感じません。
この経験がキッカケで、後にスティーズA TWやタトゥーラSV TWを購入することになりました。
メーカー小売希望価格は約3万8000円ですが、多くの店で3万弱で購入できるのも嬉しいです。
気に入らない点
インプレに書いたように、少し大きい。
そして、1年後にコンパクトなモデルが発売されたのには「?」でした。
そっちがよかった!
「ジリオンTW」はこんな人におすすめのリール
こんな人は是非一度ジリオンTWを使ってみてください。
- TWウイングを一度体験してみたいという人。
- 剛性のあるリールでパワーゲームをしたい人。
- 2万円代の信頼できるリールが欲しい人。
さいごに
無理のない価格設定で幅広いギア比がラインナップされた、ダイワの中核部を担うジリオンTW。
次にどんなリールを買おうか迷っている方は、候補に入れてみてはいかがでしょうか?