こんにちわ。
今回のスピナーベイトに関する記事は、私ビッグバイト師匠が担当いたします。
「こんなの釣れるの?」そんなルックスで、必ず初心者バスアングラーの好奇心をそそるルアー、スピナーベイト。
その歴史は長く、世界初のスピナーベイトは1951年のアメリカで発売されたとされているので、60年以上の歴史があることになります。
様々なスピナーベイト店頭に並んでいますが、基本的な形状は昔から変わらず、完成したルアーの1つと言ってもいいでしょう。
現在スピナーベイトの人気ランキング上位に君臨する有名であり、定番でもあるスピナーベイトの多くが、発売から10年以上経ったものです。
つまり、ポテンシャルの高いベストなスピナーベイトは今も昔も色あせることなく、その力を発揮し続けているということです。
スピナーベイト基本的に巻くだけのルアーですので、初心者の方は実力のある定番スピナーベイトさえ知っておけば、10年先もクオリティーの高いスピナーベイティングが可能になるでしょう。
目次
有名かつド定番のスピナーベイト(ブランド・メーカー)
エバーグリーン モード「Dゾーン」
今回はランキング形式ではないので、もったいぶらず、スピナーベイトの帝王から紹介していきましょう。
昔から有名でかつ定番でもあるスピナーベイトが、メーカー名「エバーグリーン」の中のブランド「モード」から発売されている「Dゾーン」です。
発売から15年以上経ってもなお、人気上位の伝説級スピナーベイトなわけですが、「壊れるスピナーベイト」という触れ込みが、メーカー側から発表され、当時のアングラーを驚愕させました。
しかし、そんなマイナス要素を凌駕する釣獲力がそれ以上の衝撃をアングラー達に与えたのです。
どういうことかというと、アームのワイヤーが極端に細くすることで、耐久性と引き換えに、それまでのスピナーベイトとは比べ物にならないほどのバイブレーションを生み出すルアーが誕生。(要は強度を犠牲にして動きを良くしたということです。)
全国のフィールドで驚異的な釣果を叩き出し、現在の不動の地位を確立したのです。
私自身、このルアーのおかげでスピナーベイトに開眼しました。私がまだ中学生の頃、持ってはいたけど釣ったことのなかったのがスピナーベイトというルアーでした。秋が深まり、野池がターンオーバー。思ったように釣れなくなってしまった時、このルアーが爆発的に釣れた経験があります。そして、それ以後、私のタックルボックスの定番となりのベストなスピナーベイトとなっています。
下記の関連記事は、このブログの管理者でもあるサカナさんが2014年に関東の某リザーバーにて、55cmという特大サイズをDゾーンで釣った時の記事です。有名・定番というか、自分の中ではなくてはならない最強のスピナーベイトだと言ってました。
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このルアーの注意点
壊れやすいルアーなので、良型を数匹釣ったら、金属疲労をチェックし、場合によっては使用を避けましょう。無理に使い続けてしまうとバイト時にアームが折れて魚の口にルアーを残してしまう可能性があります。
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OSP「ハイピッチャー」
Dゾーンと並ぶ有名かつ定番のスピナーベイトと言えば、メーカー名「OSP」の「ハイピッチャー」。
Dゾーンとはキャラクターが全くの別モノで、ハイピッチャーはコンパクトボディーとハイピッチなブレードの回転を強みとしています。
このルアーが長年人気を博している背景には日本のフィールドのハイプレッシャー化があるでしょう。
それこそDゾーンのようなパワフルなスピナーベイトが猛威を振るった全国のフィールドでは、ハイピッチャーのようなコンパクトでありながらも、しっかりと魚の本能を刺激するスピナーベイトが効果的だったのだと私は考えます。
実際、リトリーブ時の感覚をDゾーンと比べると、水に絡みつく感覚のあるDゾーンに対し、ハイピッチャーは水を切り裂いてくるような感覚が手に伝わってきます。
有名なスピナーベイトでも対極に位置するというのは、スピナーベイトがいかに奥が深いのかを物語っています。「他のスピナーベイトに反応が悪いなぁ・・」と思ったらハイピッチャーの出番かもしれません。
デプス「Bカスタム」
続いて紹介する有名かつ定番のスピナーベイトは、メーカー名「デプス」の対デカバススピナーベイト「Bカスタム」です。
基本的にスピナーベイトというルアーはデカバスを呼ぶ力が強いものですが、デカバス専科のメーカーである「デプス」から発売された以上、デカバスという言葉が指すものは40㎝代のバスな訳がありません。そう、琵琶湖のロクマルを視野に開発されたものなのです。
先に紹介したDゾーンとハイピッチャーの2つのように万人ウケするタイプではないかもしれませんが、発売から長い年月がたった現在もデカバスハンターから支持されているスピナーべイトです。(もちろん琵琶湖以外でも問題なく使えます。)
対ロクマルと聞くと、激しいバイブレーションを生み出すルアーかと思いがちですが、ボディーはそれほど激しく振動せず巻き抵抗をあまり感じない仕様となっており、奥深い点でもあります。
Dゾーンの引き心地を「グワグワ」と表現するならBカスタムは「カリカリ」と表現できるでしょう。
それだけ大きな魚を視野に入れてるだけあって、アームの耐久性も言うことないのがうれしい点です。
ニューカマーなブランドメーカ達も要チェック
定番スピナーベイトが人気を博す一方、新しいコンセプトやギミックを携えたスピナーベイトのニューカマーなブランドメーカー達が登場しているので要チェックです。
変わりゆく時代のニーズに合わせた能力を持つ強者たちが頭角を現していますので、いくつかご紹介しましょう。
レイドジャパン「レベルスピン」
3年程前にメーカー名「レイドジャパン」から発売されたコンパクトスピナーベイト「レベルスピン」。
その特徴は、ズバリ水平に泳ぐということ。(レベルとは水平という意味)
一般的に、スピナーベイトというのはスイム時に、ヘッドが上ずってしまうのですが、レベルスピンは水平に近い状態を保つことができます。
これにより、従来のスピナーベイトよりフックを存在感を消せるのだとか。
そして、強いバイブレーションによって生み出されるスカートの「揺れ」を武器とするルアーです。
Dゾーンに似ているという、批判もありましたが、実際に使ってみると別モノでした。Dゾーンより硬くて重い波動を出すルアーという印象です。
そもそもルアーというのは既存のルアーからインスパイアされて作られているものが多いので、多少似ても問題ないだろというのが個人的な意見です。
ただDゾーンと似てる点として、使いすぎるとアームは折れます(笑)それも差し引いても、使う価値ありの小型パワフルスピナーベイトだと思います。
イマカツ「ジンクスミニ スーパーブレード」
続いて紹介するスピナーベイトは、メーカー名「イマカツ」から発売されている「ジンクスミニ スーパーブレード」です。
「ジンクスミニ スーパーブレード」がこれまでのスピナーベイトと何が違うって、そのブレードの厚さが0.2mmと薄すぎ!
しかも!な、な、なんと曲がっちゃうのです!
曲げて使うモノではないんですが、それほど薄いってことです。このブレードのおかげでスローに巻いてもしっかりブレードが回ってくれるんです。
技術の進歩と人の創造力でルアーが進化していくことがよくわかるルアーですね。
さいごに
最近までは「スピナーベイトの進化にこれ以上の進化の伸びしろはないのではないか?」
と、思っていました。
が、「発売が楽しみだな」と思えるスピナーベイトがひとつあります。
それは、ボトムアップという「メーカー」の代表を務める、川村光大郎氏が手掛けるスピナーベイト「ビーブル」です。
ボトムアップ「ビーブル」
そんなところにブレードが!?というデザイン。
雑誌で読む限り、この縦に付いているブレードがスピナーベイト自体を縦に揺らしてくれる効果があるのだとか。
そしてこのスピナーベイトの特徴として「スピナベサイト」(見えるバスをスピナーベイトで仕留める)に非常に効くルアーのようです。
このルアーの詳細を知った時に、「スピナーベイトってまだまだ進化の余地があるんだなーぁ」と考えを改めました。
みなさんも、有名・定番のスピナーベイトから新しいスピナーベイトまで、それぞれの個性を理解し、バリエーションに富んだスピナーベイティングを楽しんでください。
さいごに有名・定番のスピナーベイトを一覧表にまとめておきます。
メーカー | ブランド | 商品名 |
エバーグリーン | モード | Dゾーン |
OSP | ハイピッチャー | |
デプス | Bカスタム | |
ノリーズ | クリスタルS |
こちらは有名・定番になりつつあるスピナーベイトの一覧表です。
メーカー | ブランド | 商品名 |
イマカツ | ジンクスミニ スーパーブレード | |
レイドジャパン | レベルスピン | |
ボトムアップ | ビーブル(未発売) |