こんにちわ!サカナです。
今回インプレするのはスタジオコンポジットのクランクカーボンハンドル「RC-SC EX PLUS」です。
分厚いハンドルに長くてごっついハンドルノブ。
それってオーバーパワーなのでは?使いづらいのでは?
スタジオコンポジットのハンドル「RC-SC EX PLUS」の購入を考えている人に向けて、本日はそんな疑問にお答えしながら、しっかりインプレ していきます!
目次
購入動機は「デカバスを獲るため」
いつしか数釣りにも飽き、「デカい!」と思える魚をターゲットにし、ライトリグやフィネス、サイトなどで獲るのではなく、あくまでストロングスタイルで獲るからこそ価値がある。
これが私の望むフィッシングスタイルですが、それを実現させるにはロッド、リール、ライン、ルアーだけでない要素が、イコール「タックルバランス」になると考えています。
その中で重要なファクターとなるのが、「リールのハンドルを変えることで得られる理想の釣り」です。
自分のスタイルを作りあげたいと考えていた時に、見つけたのがスタジオコンポジットのハンドル「RC-SC EX PLUS」でした。
当初はお試し感覚もあり、ひとつのリールのみハンドル交換していましたが、いまでは合計3台のリールにRC-SC EX PLUSを付けているほどの気にいりよう。
本日はそんな自分の釣りのスタイルを作りあげてくれている超お気に入りのハンドルスタジオコンポジットのハンドル「RC-SC EX PLUS」について詳しくインプレしていきます。
RC-SC EX PLUSの基本スペック
商品名 | RC-SC EX PLUS |
ハンドルノブ | XL29 EVAノブ |
ハンドル長さラインナップ | 96mm,102mm,108mm |
カラーラインナップ | レッド、ガンメタ、ゴールド、ブラック |
価格 | 15,000円(税別) |
私のインプレ
メーカーの売りはなんといってもパワーゲームへの対応力でしょう。メーカーウェブサイトに掲載されている売りを引用しながら私がインプレを行っていきます。
1. パワーゲーム
DC-PLUSを上回る5mmの強靭なカーボンプレートを採用しトルクフルで高負荷な操作を実現する。通常の釣行において、ここまで強固なハンドルは必要ないかもしれないが、このハンドルでなければ成り立たない釣りのためにリリースに踏み切った。
時にオーバースペックは絶対的なアドバンテージに代わりうるであろう。ノブは最大のXL29が装着される
http://studiocomposite.jp/
上記で引用したのはメーカーの売りの一部分。
5mm厚のカーボンプレートは実際初めて見ると「分厚・・」と感じると思います。メーカーが言うように「ここまで強靭なハンドルは必要ないかもしれない」の一文が妙にしっくりきます。
が、実際何度もデカバスとのファイトを行うと、RC-SC EX プラスの5mmの強靭なカーボンプレートとXL29ノブは、デカバスのトルクに全く負けないパワーを持っていることが実感できています。
掛けてからのファイト時、トルクのあるリールにトルクのあるハンドルとノブの組み合わせ。
これはハッキリにって一度体感すると二度と戻れなくなるやつです。笑
2. ハンドルの強度
従来の4mmノブシャフトから新設計の5mmを使用。さらに独自開発のパワーワッシャーに次、新たに開発されたカップリングシステム「パワーソケット」これ以上の強固さはないレベルまで達した。
軽さと強固さの相反する特性を独自のカスタムマインドにより高次元で融合させた。
http://studiocomposite.jp/
※全国のテスター陣により、延べ数百回のテスト釣行において破損や曲がりは発生しませんでした。
引用文の中には「全国のテスター陣により、延べ数百回のテスト釣行において破損や曲がりは発生しませんでした。」とあるが、私自身もRC-SC EX プラスはかなりの使用頻度(1日8時間、釣行回数にして100回以上)ですが、ハンドル自体が壊れたことは一度もありません。
ハンドルにパワーと強度があるため、リールも剛性に優れたリールである必要はあるでしょう。
当たり前ですが、ベイトフィネスリールなどとは最悪の相性です。
3. 感度・巻き心地
今回より正式に採用されるノブ用アルミチューブ。ノブ下部に装飾リングとして装着されたものを、アルミチューブと一体化させ、よりデザイン性と強度と軽量化を図る。また、アルミの外側にはカーボンチューブを巻き感度を増幅させる。摩擦による温度変化に耐え中割れも防止、メンテナンスも容易になりベアリング性能を引き出すシルキーな巻きごこちが体感できるはずです。
http://studiocomposite.jp/
RC-SC EX プラスは一見するとその姿形から感度や巻き心地の良さをイメージしずらい部分があるかもしれません。
しかしながら実際に使用すると、非常にシルキーな巻き心地で感度も抜群に良いです。
感度の良さの背景にはハンドルに使用されているカーボンという材質、ノブに使用されているEVAグリップ(素材感)、そしてノブ周り(ベアリング)の回転が非常にスムーズなため、感度の良さに繋がっているのでしょう。
ここまで肉厚で剛性感のあるハンドルとノブでこの感度は感動ものです。(ダジャレサーセン)
スタジオコンポジット ハンドル「RC-SC EX PLUS」を使用した私の釣果
偉そうにインプレしてますが、実際にバスを釣ってない奴の話など信用できないと思いますので、私がスタジオコンポジット ハンドル「RC-SC EX PLUS」を使用して釣り上げたバスの一部をざっと掲載します。
ちなみに私は関東に住んでおり、しかもオカッパリがメイン。
関東のオカッパリと言えばかなりフィネスなイメージがありますが、デカいバスを狙って釣るにはパワーのあるハンドルに交換することのメリットは計り知れず・・なのです。
私が体感したことは、あなたが体感できること
1. デカバスに主導権を与えないパワーファイトができる
食ってからゴリ巻いて、一瞬でキャッチ!!
そんな瞬殺ゲームを楽しみたい方は強靭なロッドにトルクのあるハイギアリール。そしてRC-SC EX プラスを使うとよいと思います!
2. 水中の情報を手元で感じられる感度とシルキーな巻き心地が得られる
「ハンドルを変えて感度が変わるの?」と疑問を持つ方は、抵抗の強いルアー(クランクベイトやスピナーベイト等)をハイギアリールと短いハンドルを付けて巻くことで一番手っ取り早く感度を感じられる手法です。
RC-SC EX プラスのハンドル長には、96mm,102mm,108mmと3つのラインナップがあり、用途は人によって違う。水中を感じ取る感度も人や釣り歴によって違います。
私自身も水中の感度についてはそこまで敏感に感じられない人間ではありますが、ノーマルのハンドルとスタジオコンポジットのRC-SC EX プラスを比較して使用してみると、やはり感度が変わることが体感できます。
私はこの水中の感度について、自分の中でスキルアップさせたい想いがあり、水中の振動を感じずらいスイムジグやスイムベイトを投げ続けていた時期があっりました。(いまでも投げ続けていますが)
スイムジグやスイムベイトで釣れるバスはデカいこともあり、バストのファイト時にRC-SC EX プラスの実力を試すいい機会にもなっていたのです。
RC-SC EX プラスの購入を考えている人にはスイムジグ、スイムベイトは感度→巻き心地→パワーゲームと全てを体感できるという点で、おすすめの釣りです。
3. 優越感に浸れる
ハンドルを交換することで使用感などのインプレがフォーカスされやすいが、私的にはハンドルを変えたことによる優越感というものも非常に大きいです。
それは釣りをしている時はもちろん、自分の部屋で、リビングで、カスタムした愛着のあるリールを夜な夜な眺めることで癒し効果にもなっています。笑
スタジオコンポジットのハンドル「RC-SC EX プラス」を購入する時の注意点として、私が失敗した3つのことを注意点として記載しておきますので購入をお考えの方は一読していただければ幸いです。
ハンドルを取り付ける際は、別売りのハンドルロックナットを購入する必要があります。(私は買い忘れたので、別途ネットで注文しました。その分、ハンドルを付け替えるのが遅れてしまいましたね・・)
【スタジオコンポジット/スタンダードプラス】ハンドルロックナット (価格1,000円(税別))
上記で購入したナットを取り付ける際、まっすぐ挿して締め込まないと、ネジ山が滑ってしまいます。ネジ山が削れやすいので要注意です!
ハンドルを装着する際キツくて入りづらいです。(私は不良品かと思い販売店に問い合わせました。)
が、キツいのは標準であり、ガタ付き防止のために予めキツく作られているそうです。純正のハンドルを取り外し、RC-SC EX プラスを装着する際は、力を入れグリグリを押し込むように装着してみてください。(カーボンの黒いすす粉が出ます。)
この点について、私の失敗は穴をヤスリで削り、広げてしまったこと・・ネジで閉めるのでガタつきなどはありませんが、「やっちまった・・」という感情が残り続けています(苦笑)
ハンドルの長さはどれを選べば良い?
これ結構悩んでいる人多いと思いますので、私の例で解説していきます。
96mm,102mm,108mmと3つのラインナップがあるRC-SC EX PLUSですが、まずは両端の96mmと108mmから潰していきます。(私なりに解説していきます。)
96mm
ラインナップの中で一番短い96mm。個人的には10g程度〜の一般的なルアーを多く投げる方に向いていると思います。
その理由は2つ
まずは「巻物」。10g前後のクランクベイト、スピナーベイト、バズベイト、バイブレーション、チャターベイト、スイムベイト、スイムジグ等々ありますが、それらを私なりにカテゴライズすると
- 速巻きが必要になる時があるルアー
- レンジキープが重要になるルアー
となります。
ひとつ目の速巻きについてですが、リールを早く巻く際にハンドルの径が長いと、早く巻きづらくなります。
そしてふたつめのレンジキープについては、ハンドルの径が長くなることで、巻く際により力が必要になるため一定のスピードでリールを巻きづらくなってしまうというのが私の持論です。
リールを巻いていることを想像してみてください。ハンドルが短いものとハンドルが長いもの。どちらが綺麗な円を描けるでしょか?
綺麗な円を描けるということは一定のスピードを保てていることになると思いますので、結果レンジキープ力が高まると思うのです。
96mmがおすすめなスタイル
ウダウダと私の持論を解説してきましたが、96mmがおすすめなスタイルは10g前後の巻物系ルアーをよく使い、かつ撃ちもの、底もの、ビッグベイトまでオールマイティーに釣りする人に向いていると思います。
108mm
ラインナップの中で一番長い108mmはビッグベイトゲームが好きな方におすすめです。
私の例で言うと、ハイギアのリールに108mmのロングハンドを装着してビッグベイトを投げています。
その理由は3つ
- バイトからすぐに掛け、そのままの流れで魚に主導権を与えずキャッチするため
- ジョイクロなどのリップレス系ビッグベイトの初速を上げる、飛ばすなどの操作がやりやすい
- 巻物系ビッグベイトを巻くのにラク
といった点です。
特にバイトがあった時にすぐに掛けて主導権を与えずにキャッチする点については、重要視しています。なぜなら一瞬のラインスラックが掛かりを浅くしてしまい、魚に主導権を握られてしまうことでバレやすくなるからです。
それを防ぐためにハイギヤにロングハンドルを組み合わせ、バレの確率を下げ、問題を解決させているのです。
108mmがおすすめなスタイル
108mmがおすすめなスタイルはビッグベイトをメインにした人です。
102mm
さいごに102mmについてですが、個人的には一般的な巻物をメインにする人はやめた方が良いかなと思います。
逆に言えば、それ以外の用途やスタイルにはオールマイティーに使える長さなのかなと
「108mmは長すぎでしょ」と思う方は102mmを選択すれば良いと思います!
あなたに合ったハンドルの長さを探してみて
つらつらと私の考えを書きましたが、あくまで私個人の考えですので、最終的には自分がしっくりくるハンドルの長さを選べば良いでしょう。
実際に買って、使ってみて、「なんか違う」となればヤフオクやメルカリで売って、長くするなり、短くするなりすれば良いのですから。
中古で売る際も値崩れしないメリット
今回インプレしているRC-SC EX PLUSだけでなく、釣り具は必要がなくなった時にヤフオクなどで中古で出品しても値崩れしない商品が多のが魅力です。(意外と気づいてない人が多い)
私はそこをメリットとして考え、釣り具に関してはあまり躊躇せず商品を購入しています。
特にリールやリールのハンドルなどはロッドに比べ、梱包しやすいためヤフオクなどで売りやすいのもメリットのひとつ!
RC-SC EX PLUSの落札相場
RC-SC EX PLUSの中古品をヤフオクの落札相場で検索してみると大体安くても9000円程度にはなってました。使い込みレベルにもよると思うので、綺麗な状態であれば12,000円程度にはなりそうですよね。
意外とコスパ良し
新品で買って、中古で売る時の差額をリセールバリューとかって言うんですけど、釣具(人気の物)に関してはまじでリセールバリュー高いので、ある意味「資産」とも言えます。(←結構マジで思ってる)
例えば15,000円で買ったハンドルを2年間使って9,000円で売れたとします。
差額は6,000円。
6,000円を24ヶ月で割ると・・1ヶ月あたりのコストは250円
1ヶ月250円でレンタルしてると思うと超〜お得に感じません?笑
なので私は特にリールとハンドルに限ってはレンタル品だと思っていつも購入しています。(ロッドに関しては1ピースとかだと送料のコストと梱包の手間がかかるのでコスパ的にはイマイチと感じてます。)
RC-SC EX PLUSに関しては価格が15,000円(税別)と、「もうちょっと出せばリール買えるじゃん」と思う人も多いと思いますが、ハンドルを変えたことで手に入れられるもの(自己満足、ストレスフリー、自分のスタイル、デカバストのファイト等々)と、さほど値崩れせず後々中古でさばけることを考えればこれほどコスパの良い買い物はないと私は思ってます。
投稿者 | サカナ(プロフィールはこちら) |
商品名 | スタジオコンポジット/スタンダードプラス【RC-SC EX PLUS】 |
評価 | ★★★★☆ |