2016年2月に購入したもののあまり使用していなかったエルホリゾンテ75(エルホリ75)ですが、今春のおかっぱりで必要性を感じて使い始め、何本かバスを釣ったのでインプレします。
目次
はじめに
インプレを行う前に、釣れてもない人のインプレは参考にならないと思うので、実際に釣ったバスの写真を証拠として掲載しておきます。
総評
コストパフォーマンス | ★★★★☆ | エルホリゾンテ75の定価は39,800円。ロッドの満足度を考えるとコストパフォーマンスは極めて良いというのが個人的な感想。 私が購入の比較対象としていたロッドはデプスのヒュージカスタム定価55,000円程度ですので、それに比べるとかなりお得に感じます。デプス信者でなければツララのロッドをおすすめします。 |
デザイン性 | ★★★☆☆ | 個人的に気に入っているのがオリジナリティと高級感を兼ね備えたカラーです。 個人的にグリップエンドが好きではないため星3つにしました。 |
携帯性 | ★★★★☆ | 2ピースなので携帯性は良いと言えます。 私は2ピースにすることはありませんが、75というサイズは車に積載するときも長すぎないので良いです。 |
所有感 | ★★★★☆ | 所有感はあくまで個人的な見解ですが、星5つにはなりませんかね。 価格の問題なのか、デプスのロッド(サイドワインダー)のほうが所有感が高いです。 |
パワー | ★★★★★ | パワーは申し分なく、考えるまでもなく星5つです。 |
購入の動機
私がエルホリゾンテを選んだそもそものキッカケはブルシューター160(3.5〜3.7oz)を快適に扱いたかったからという非常にピンポイントな理由でした。
手持ちのヘビーロッドではエバーグリーンのヘラクレス「アクテオン」を持っており、ブルシューター160も投げれるのですが、ちょっと心細い部分があったというのが理由です。
エルホリゾンテには75、78、83と3つのラインナップがあります。(DRTとのコラボとして73、85がありますが、購入時はその存在を知らず)
75を選んだ理由としては、主に小規模なリザーバー(ボート)での使用を考えていたのですが、関東の小規模フィールドのためフルキャストすることはあまりなく、最短の75が欲しかったというわけです。
遠浅でオープンなフィールドで使用するなら78か83で迷ってたかな?と思います。
用途(実際にエルホリで使用したルアー)
エルホリゾンテのように強力なロッドでの用途は「ビッグベイトを投げたいから」と当たり前の理由ですが、どれくらい汎用性があるのか?私が実際に投げて試したルアーを例に挙げ、細かくインプレしていきます。
ルアーの種類と重さ | 実際に使用したルアー | コメント |
1ozクラスのビッグベイト | マイキー、カワシマイキー | 1ozクラスのルアーであれば、投げる際(サイドキャスト、オーバーヘッド)に全くロッドはたわみません。 おかっぱりでの使用が多いため、フルキャストすることはあまりなく、ほとんどピッチングで投げていますが長すぎないレングスで非常に投げやすいです。 過去にはマイキーでは連続トゥイッチでバスをキャッチしましたが、ロッドが重いためリップ付きのマイキーを連続トゥイッチさせていると手が痛くなります(爆) |
2ozクラスのビッグベイト | ジョイクロ、ブルシューターJr.、ガンタレル | ジョイクロやたいニークラッシュなどの2ozクラスのビッグベイトを投げたい人は多いのではないでしょうか? エルホリゾンテでは私もこのクラスのビッグベイトを使うことが非常に多いのですが、2ozクラスでもキャスト時は大してたわみませんので、オーバーヘッドで垂らしを長くしなくても全然問題なくキャストできます。 |
3〜4ozクラスのビッグベイト | ブルシューター160 | 購入の動機ともなったブルシューター160。 慣れるまではこのクラスを投げるのが一番ルアーのウエイトが乗せやすく軽快に投げられます。 |
4oz以上のビッグベイト | ブルシューターオリジナルサイズ | 4oz以上のルアーはほとんど使用しませんが、ブルシューターのオリジナルサイズ(6ozクラス)を投げる際はさすがにたわみます。 垂らしを長くして、サイドキャストでふんわり投げる必要があります。 |
3/8oz〜1/2ozのチャターベイト | Bカスタムチャーター(トレーラーはデスアダー) | 3/8oz〜1/2ozのチャターベイトにトレーラーを付ければそこそこのウェイトになるため、キャスト時もリトリーブ時も問題なく扱えます。 チャーターとの相性は良いロッドだと思います。 |
3/8oz〜1/2ozのチャターベイト | マツラバ(トレーラーはハートテール) | チャターベイト同様、ジグの自重とワームの自重がプラスされるためキャスト時、リトリーブ時共に問題なく使えます。 |
3/8oz〜のジグ | ジグ全般 | 3/8ozクラスのジグでは軽すぎて慣れるまで少し投げずらいかもしれませんが、ロッドが硬いためボトムを取るジグでの釣りにはすごく良いロッドです。 パワーがあるためフロロ30lbクラスのラインを巻き、思いっきり合わせ確実にフッキングでき、キャッチ率はかなりのものだと思います。 |
1ozクラスのスイムベイト | デビルスイマー、ビビッドクルーズ | 1ozクラスのビッグベイトが扱えるため、もちろんスイムベイトも問題ありません。 |
1oz以下のシャッドテール系ワーム | ハートテール | シャッドテール系ワームはハートテールのみしか使用していませんが、ロッドに慣れればハートテールのノーシンカーもサイドキャスト等でも飛ばせるようになります。 はじめはピッチングでキャストすると良いと思います。 ただしバスが食った際は、思いっきり合わせるのではなく、多少手加減が必要になります。(ロッドパワーがありすぎるため細いラインの場合、ラインブレイクの恐れあり) |
1ozクラスのスピナーベイト | OSPのタイフーン | スピナーベイトも1ozクラスのヘビーなものであれば問題ありません。 台風後の激濁りなどを強いスピナーベイトで捕りたいですね〜 |
1oz以下のスピナーベイト | クリスタルS、Dゾーン | 3/8oz、1/2ozの普及率の高いスピナーベイトについては慣れればキャストは出来ますが、ロッドのパワーがありすぎるためおすすめはしません。 乗りの良いM〜MHクラスの一般的なロッドが最適だと思います。 |
使用感
実際の使用感については、釣りをする際の一連の動き毎に分けてインプレします。
1、ルアーを投げる、ロッドを振る
投げるルアーの重さによりますが、いままでMやMH、強くてもHクラスのロッドを使っていた人であれば「硬ッ」と感じます。
ジョイクロクラスがライトリグに感じるかもしれません(笑)
ですが、キャストに慣れてくれば軽いルアーも投げられます。私の場合、現状ではハートテールのノーシンカーは普通に使っています。
2、ルアーを動かす、リールを巻く
エルホリゾンテに合わせるリールはバランスを考えると必然的にそこそこ重さのあるリールになると思いますので、連続トゥイッチやジャークなどは正直疲れます。
ので、ハイギアリールのリーリングでルアーを動かすとラクかも。
ジグなどのボトムズル引きなどは問題なく、ロッドが硬いためボトムが取りやすくやりやすい。ウィードレイクはほとんど行きませんが、ウィードを切る釣りなどにも最適です。
3、バスがバイトする
硬い、強いロッドですが、バイトは普通に分かります。
大抵投げているルアーが大きいと思うので、必然的に釣れるバスもでかいでしょうから。この部分についてはインプレもくそもありませんね。
4、バスとファイトする・キャッチする
ここ!!
エルホリゾンテを買って良かったとつくづく感じる部分は、デカバスとのファイト!!!!
エルホリを一言で表現するならば、「バスを相手にするにはオーバーパワー」。
エルホリはそもそもバスをターゲットとしたロッドではないため、バスを釣ることに関しては「しょせんはブラックバス」と感じてしまいます。
現状、エルホリで釣れたバスの最大サイズは49cmですが、エルホリだと瞬殺です。
49cmの2kgくらいのバスでは曲がりませんし、引きを楽しむなんて概念もありません。
感じるのは重さぐらいであり、バスがバイトしてきて合わせたら、後はロッドのパワーで寄せてぶっこぬいてキャッチして終了!そんな感じです。
私のタックルセッティング
リールは14アンタレスHG(自重225g)を使用し、ハンドルをスタジオコンポジットのRC-SC EX PLUS(96mm)に変更して使用しています。
パワーのあるロッドなので、リールのハンドルはパワーのあるものに変えるとタックルバランスがより最適化されます。
ラインはシーガーのフロロ30lb(8号)を使用。30lbというと太い!?と思う人も多いと思いますが、このロッドのパワーを考えると丁度いいです。むしろ30lb以上でも全然あり。
エルホリ×おかっぱりの優位性
エルホリをおかっぱりで使用する優位性として、足場が高い場所でも余裕で抜いてキャッチできる点です。
私はアンタレスHGのスプールを深溝スプールに替え、フロロ30lbを巻いていますが、足場が高い場所での釣りでの安心感は計り知れないものがあります。
かけたバスを確実にキャッチできることで、水中にライン等のゴミを残すこともありませんし、第一にバスの口にルアーやフックを刺したままリリースするようなこともありません。
自分自信の安心感だけではなく、バスにも環境にも優しいロッドともいえるでしょう。
注意点
さいごに一点だけ注意点があります。
それはロッドのパワーがありすぎること。
地元の釣り仲間ザクさんはエルホリゾンテにPEを巻き、フロッグで思いっきり合わせたらラインブレイクして自分の顔面強打したそうです(爆)
パワーがあるため、ラインは30lb(8号)以上を推奨。
合わせるときは、腕の力で急に合わせるのではなく、体全体を使い乗せていくというイメージが良いです。
使用するルアーによって合わせをコントロールし、少し手加減する必要があると思います。
追伸1
かなり長文になってしまいました(汗)
強い釣りをしたい人にとってエルホリは最高のロッドです。
エルホリの購入で迷っている人の参考になれば幸いです。
一緒にデカいバス釣りましょう!
追伸2
ちなみにエルホリはネット通販で新品で購入しました。
少しでも安くとヤフオクなどで購入すると、商品状態が良くなく、アホみたいな送料がかかる場合があるのでおすすめしません。(以前デプスのロッドをヤフオクで購入した際、なんと送料4,914円(涙))
もしもネットで新品を購入するなら保証やアフターサポートがしっかりとしたナチュラムがおすすめです。(ナチュラムの保証についてはこちら)
会員になれば5,000円以上で送料無料となるため、「少しでも安く」とヤフオクで失敗した私のようにはなりません(苦笑)
ツララのロッドは基本値下げしていないため定価で新品を購入するのがベストだと思います。
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