バス釣りをしています。春はバスの産卵(スポーニング)のシーズンだと聞いてはいるもののイマイチ理解できていません・・
だいたいどれくらいの時期に、どんな場所で、産卵(スポーニング)を行うのか教えてください。
このような質問にお答えしていきます。
はじめに
先日バス釣りの春、スポーニングについて解説する記事を書いたのですが、今回はもう少し突っ込んだ解説をしていこうと思います。ちなみに先日書いたコチラの記事では、ざっくり春、産卵(スポーニング)を理解した上でのおすすめのルアーを紹介しています!
バスの産卵(スポーニング)の時期
まずは産卵(スポーニング)の時期についてですが、大体3月下旬〜7月上旬くらいまでとなります。
が、この時期というのは場所にもよりまして、僕が通う関東のフィールドでは3月下旬から遅くても4月の下旬に産卵(スポーニング)が始まります。
先日釣りに行った際には、フィールド内に複数のペアリングのバスが居り、その中で1つだけ、通称ネストと呼ばれるスポーニングベッドがすでにありました。
産卵(スポーニング)の始まる時期は、天気や気温の安定化や水温によって上下すると言った感じです。
また気温の低い山上湖(関東で言えば神奈川県の芦ノ湖や山梨県の西湖)などは、平野部に比べ、産卵は遅くなる傾向にあるようです。(ローカルの人の話では、意外とロクマルクラスは水深5〜6mとかで、3月にやったりするようですが、真相は不明です。)
ちなみにですが、7月上旬までと「結構暑くなる時期言ったなお前」と思う人も居ると思いますが、これは実際に目撃した事実なので7月上旬と言いました。
7月上旬頃は場所によりアフター回復系の巻物やトップにガンガン食ってくる時期でもあるので、産卵(スポーニング)系のバスと混在しているケースも多々あります。
どんな場所で産卵(スポーニング)するの?
基本的な考えとしては、浅くてフラットな場所にスポーニングベッドを作り、そこで産卵(スポーニング)を行います。
僕が今まで通ったフィールド別に解説すると
ダム湖 | 岸際の浅くなっている場所、岩盤の平らになっている場所、水中にある切り株など |
川 | 岸際のテトラの上、テトラの中、ちょうど良い水深のコンクリート護岸の上、岸際のリップラップ・ハードボトム、流れの当たらないハードボトムなど |
野池 | 岸際のハードボトム、砂地を掘った硬い地質の上、木の根元など |
沼(牛久沼水系) | 岸際のめちゃめちゃ浅い場所、アシの根元、コンクリートなどの硬いものの上など |
湖 | 岸際のハードボトム、水深2〜3mのハードボトム、溶岩帯など |
どれも共通するのは「岸際」「浅い」と言ったところでしょうか。
野尻湖なんかは沖までフラットなハードボトムになっているため、岸から沖に投げることもありましたし、霞水系なども沖が浅いのでネスト(スポーニングベッド)を作っているようです。
バスの産卵(スポーニング)の状況を見てみたい、理解したいという方は、先ほど説明した時期に、偏光グラスをかけて、岸際を観察しながら歩くと良いでしょう。
産卵(スポーニング)に適した水温
一般的に言われているのは15℃くらいです。
が、産卵の前に動き始める、産卵場所に入り始める水温というのはもっと低いイメージです。
巻いて釣るのであれば、水温は10℃もあれば十分狙うタイミングと言えますので、スポーニングしそうな付近(沖側が深くて、岸際がフラットで浅いなどの地形)はガンガン巻いてデカバスを狙ってみてください!