20メタニウムを購入しようか迷っています。
19アンタレスも気になるし、16メタニウムMGLは安くなっていて気になるし・・
どんな感じなのか第三者目線の評価を教えてください。
このような疑問にお答えしていきます。
目次
この記事を書く人
そんな感じの僕の個人的なインプレになりますが解説していきます!
率直に思ったこと
まずはじめに20メタニウムを箱から開封し、手にとってみた率直な感想は「ちっちゃ・・」
てかこれで何釣るの?と若干落胆したというのがファーストインプレッションでした。
と、同時に感じたことは、市場で売れているルアーのサイズが小さくなっているのでは?という売り手の意図も感じ、バスフィッシングが心から好きな僕は「バス釣り業界はどうなっていくのだろうか・・?」と素直に疑問に思った次第です。(19アンタレスの時もそうでしたが・・)
ルアーのサイズが小さくなっているのは今に始まったことではないですし、そもそも小さなルアーはスピニングで投げるのが当たり前、そこにベイトフィネスの登場で、やや小さめのボディで小さめのルアーを軽く飛ばせると広まっていきましたよね。
で、昨今のリールのコンパクト
ちょっと意味が分かりませんw
と、言うのが僕が率直に感じたことです。
リールが小さくて軽くなることでタックルバランスが取りづらくなりますし、ましてやメタニウムというシマノでもメインのリールがこうなってくることに疑問しかないわけですよ。
魚を釣る、上達することに関して、タックルバランスってめっちゃ重要だと思っていて、今回の20メタニウムに合うタックルバランスで投げるルアーはいくつも思い浮かばない・・そんな感じです。
性能に関しては文句なし
散々なことを書いてきましたが、キャストフィール、飛距離、巻き心地等、リール自体は普通に良いリールと言えます!
なので、購入を検討している人が買っても間違いないリールと言えます。
散々言っておいてアレですが、16メタニウムのサイズ感に慣れている僕ですが、使っているうちに手に馴染んでくる感じでしたので、要は慣れなのかなとも思います。
19アンタレスとの比較
20メタニウムの購入を検討する人の中で、19アンタレスと比較し迷っている人も多いかと思いますので、両方のリールを持つ僕の意見を書こうと思います。
まずサイズ感ですが、若干19アンタレスの方が大きい感じです。
スペック比較
20メタニウム | 19アンタレス | |
最大ドラグ力(kg) | 5.0 | 5.0 |
自重(g) | 175 | 225 |
スプール寸法(径mm/幅mm) | 34/19 | 34/19 |
ナイロン糸巻量 (lb-m) | 12-100、14-90、16-80、20-65 | 12-100、14-90、16-80、20-65 |
ざっくり比較表にしてみましたが、ほとんどのスペックが被っており、大きな違いは自重くらいです。
で、この自重ですが、19アンタレスの自重225gをみなさんがどう見るか?
前のモデルでもメタニウムとアンタレスでは自重に差がありましたが、今回はどちらもコンパクトした上でのこの自重です。
そう言った中で個人的には19アンタレスのバランスの方が良いと感じます。
もちろん価格差もあるのでアンタレスの方がキャストフィールも巻き心地も良いのは当たり前の話なのですが、注目すべきはこのサイズ感での重量感です。
両リールをロッドに付けて、ルアーを投げる。
程よい重量感があった方が、巻きが安定しますし、ワームなどのルアーを動かす際にも程よい重量感があった方が支店がブレにくく安定すると個人的には思います。
なので20メタニウムと19アンタレスを金銭的な面を除いて、どちらにしようか迷っているなら19アンタレスを個人的にはおすすめしますね。
16メタニウムとの比較
写真から見て取れるように、サイズはひと回り半くらい小さくなっています。
スペック比較
20メタニウム | 16メタニウムMGL | |
最大ドラグ力(kg) | 5.0 | 5.0 |
自重(g) | 175 | 175 |
スプール寸法(径mm/幅mm) | 34/19 | 34/22 |
ナイロン糸巻量 (lb-m) | 12-100、14-90、16-80、20-65 | 12-100、14-90、16-80、20-65 別売の深溝スプール:ナイロン(lb-m)16-100 |
自重はそのままで、ひと回りボディが小さくなり、かつコアソリッドボディになっています。
こんな感じのスペックなわけですが、16メタニウムMGLの良かった点としては、別売で深溝スプールがあった点が一つ挙げられます。
他の人はどう思うか分かりませんが、個人的には浅溝、もしくは深溝スプールが別で販売されるリールって満足度が高いんですよね。
12アンタレスとか今もバリバリ使ってますが、ノーマルスプールには16〜20lb、深溝スプールには25〜30lbを巻いて、釣りに応じて現場で変えて使ってます。
もしかしたらベイトフィネスに寄った浅溝スプールは今後出るかもしれませんが・・
それと用途についてですが、ミノーなどのトゥイッチやジャーキングなどには20メタニウムは軽くて小さいのですごくやりやすかったです。
クランクベイトも大きいのはバランス微妙に感じましたが、一般的な3/8oz程度のクランクベイトとの相性は良いです。
スピナーベイトは〜3/8ozが最適で1/2ozでは少しバランスが良くないと感じました。
ボディサイズからしてやはり3/8oz程度のルアーは扱いやすいかと思います。
しかしながら、同じ3/8ozでもトレーラーを付けたジグやチャターベイトはちょっと・・と言った感じ
普通には使えますが、16メタニウムのサイズ感でやってたため、少々安心感に欠けますかね。
ボディ自体は強くなってるので問題はないと思いますが、ボディが小さい分、力は入れづらい感じがします。
20モデルと16モデルでの購入のターニングポイントとしては、ストロングスタイルが好きなら16モデル、3/8oz程度の一般的なルアーや7g〜9gのスモラバ(軽めのラバージグ)やネコリグ などを多用するなら20メタニウムがおすすめです。
ちなみに飛距離に関しては大差ない感じがしました。
さいごに
記事の中でも書きましたが20メタニウムは普通に良いリールではあります。
が、メタニウムをずっと使ってきて、ストロングな釣りが好きな自分としては残念な気持ち・・
ストロング寄りな人には汎用性が損なわれましたが、ライト寄りな人には汎用性が上がった。そんな風に思ったリールです。