このところ手持ちのビッグクローラーベイトのそれぞれの特徴などを考え、思いついたものは手を加えチューニングしています。
チューニングと一言で言ってもルアーをどのようにするのか?どのような用途で使うのか?を考えた上でいじるわけですが、ビッグクローラーベイトに関しては下記に挙げるそれぞれどの要素に特化させるのか?またはバランスを良くするのかでチューニングの内容を変えています。
ビッグクローラーベイトの要素
- アクション
- 速度
- 音
- ルアーの強弱
- バイトの強弱
個人的にデカいバスを釣るためのビッグクローラーベイトとは、「ゆっくり強く動き、ナチュラルな重低音が鳴るもの」と考えています。
この要素を揃えているルアーで思いつくのがハイフィンのクリーパーです。
が、ふたつあるクリーパーのうち一つは「ゆっくりハイピッチで動くもの」にチューンしてます。ただこのチューンを行ってしまうと音を鳴らすためにリトリーブスピードを上げなければならなくなるため、自分の中での釣れる動きがなくなってしまう。
そのため両者では明確な使い分けを行い、前者は超まずめ時や雨、サカナがイケイケの時。後者は昼間やハイプレッシャーな状況で使います。
基本的にこのふたつのチューンを基準とし、
- アクション
- 速度
- 音
- ルアーの強弱
- バイトの強弱
を考えながらそれぞれのルアーにチューンを施すといった感じ。
例えば
- ゆっくりハイピッチはいいけど音が欲しい
- 夜釣りなら視認性が悪いので気づいてもらうために水押しを強くさせたい、音をでかくしたい
- 他のルアーを差別化させるために変わった音を鳴らしたい、付属パーツを付けて見せたい
など目的を立てて、そうすれば解決できるか答えを考えてチューンしていく感じです。
タイトルでは釣れるビッグクローラーベイトとは?などと曖昧な表現をしましたが、結局はその状況にあったルアーセレクトやチューニングが必要なため、自分の釣りにあった状況を全てリストアップさせ、それぞれに合ったルアー、それぞれに合ったチューニングをするのがベストです。
こういった点で考えるとレイドジャパンのダッジはトータルバランスに優れていて、小ぶりなバスも釣れるため初心者にはベストなルアーだと言えます。(釣れる理由はゆっくりネチネチ動かせるから)
とはいえ逆に言えば、この手のルアーを好きで使っている人には完成されすぎていて非常につまらないルアーであるとも言えるでしょう。
ハイフィンなどはウッドでできており、左右の羽根がバランス良く付いていることなど稀。ちゃんと動くようにチューンしなければいけませんが、完成されすぎていないがために自分好みのチューニングできるのが最大の魅力でもあります。
金型でしっかりと作り込まれたルアーであれば、左右の羽根が非対称ということはまず起こりえませんからね。
P.S.
この秋にはじめて買ったアベンタとベルリネッタはこの前はじめて投げてきたレベルなのでなんとも言えません。
でも他のルアーにはない羽根の金属音はひとつの特徴なので生かせればおもしろいなぁと思ってます!
羽根のネジをあえて締めすぎないでルーズにさせたことによる効果は偶然の産物なのかなぁ