バス釣りと経営(商売)の思考回路が酷似している15の要素と理由

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スピナーベイト ロッド

本日は久々に仕事に関する(うっとおしい)記事を書いてみようと思います。

バス釣りをしていて思うのが、その思考回路が経営(商売)と酷似しているという点です。

僕の場合、基本的に仕事=遊びくらいに考えてるのですが、時にうまくいかないことがあったり、時に思考に詰まったりした時はバス釣りに一旦置き換えて考えることがあります。

なぜならバス釣りの思考回路と経営(商売)の思考回路が酷似しているから、楽しんで考えることができ、また基本に立ち返ることができるからです。

何ヶ月も頑張っているのに結果が出ない・・このままやり続けていれば結果が出るのか・・自営業とはそういった孤独と苦痛と常に隣り合わせに居るものですからね。

目次

バスが釣れる15の要素

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ではバスが釣れるとはどんな要素が必要なのか?自分の思考の整理のためにもまとめてみました。

  • 条件要素
    1. 場所
    2. 季節
    3. 時間
    4. 曜日
    5. 天気
    6. 時流
  • アングラー要素
    1. タックル
    2. ルアー
    3. アプローチ
    4. 現場主義
    5. 釣行回数
    6. 情報
    7. 発想(アイデア)
    8. 臨機応変
    9. 情熱・本気度(思い入れる時間)

6つの条件要素と、9つのアングラー要素。合わせて15の要素です。

ではそれぞれについて理由を書いてみます。

1 場所

どこで釣りをするのか?これは極めて重要なことですよね。

  • バスの数
    • 多い
    • 少ない
    • いない
  • フィールドの広さ
    • 広い
    • 普通
    • 狭い
  • フィールドのタイプ
    • 野池
    • ダム湖
    • 山上湖
  • 釣り人の数
    • 多い
    • 普通
    • 少ない

バスの数が多く、フィールドは狭い野池で、釣り人の数が少なければ、バスが釣れる確率というのは当たり前ですが高まります。

これは経営(商売)においても言えることで、よくブルーオーシャンなんて言葉が使われます。(競合が多すぎる場合は逆にレッドオーシャンと言われてます。)

かんたんに釣れる場所で釣りをする。かんたんに売れる場所で商売をする。こんな風に置き換え考えてみるとヒントが見えたりするんですよね。

2 季節

野尻湖 マリーナ

バス釣りにおいて季節感というのは狙うバスを釣る上で非常に重要なことです。冬じーっと動かない状況から、水温上昇に伴いデカいバスが徐々に動き出し、春のスポーニング絡みの動きになっていく。スポーニングもプリ、ポスト、回復などいくつかに分けて考え、スポーニング行動が終われば夏のサマーパターンとし影と流れ、そして秋になりバスが散る。

こうした季節感による一連のバスの行動パターンを理解した上で、狙うバスを追いかけていく様は、まるで春に花粉症グッズが売れ、夏に暑さ対策グッズが売れ、秋にハロウィングッズが売れ、冬にあったかグッズが売れるといった商売の思考に当てはまる。

夏にストーブ売ろうとしても、まぁ売れないでしょうからね。

ちなみにヤフーでは膨大な検索データを元に「2016年8月に検索されるキーワードとは?」などと情報開示しているので利用してみると面白いです。

ちなみにヤフーがこのような情報開示を行う理由としては、リスティング広告に出稿して欲しいからです。

3 時間

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バス釣りにおいて時間という要素も大事ですよね。特に朝まずめ、夕まずめのバスが餌を活発に食う時間帯は外せません。

この考えは経営(商売)に置き換えて考えてみると、例えばお昼のテレビ番組は多くの視聴者が主婦。そのため主婦が興味を持ちそうな内容ばかりが放送されています。ヒルナンデスのユニクロやH&Mなどでのファッションコーデのコーナーなんかまさに主婦向け。安くておしゃれになれるんだから主婦は見ますよねと。

あとは営業マンなんかも時間は重要ですよね。昼間の忙しい時間に訪問しても門前払がいいところですが、お客さんが落ち着いた時間や営業終了後の時間に行ってゆっくり話を聞いてもらうことで制約率というのが明らかに変わると思いますし。

4 曜日

宮城アングラーズヴィレッジ

バス釣りにおいては、土日・祝日よりもやっぱり平日!他のアングラーが少ない方が狙いたいポイント狙えますし優位に働きます。

とは言え、平日だから釣れるってわけでもないですし、土日・祝日でも人と違うことをやったり、人よりも丁寧に釣りをしたり、人が来る前、帰ったあとの時間に釣りをすればバスは釣れます。

5 天気

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天気も釣りをする上で重要です。晴天無風よりは曇りで多少風がある時のほうがバスの活性は高くなります。また、雨の降るタイミング、風の吹くタイミングなどはバスが動き出すタイミングであることが多いので、そういったタイミングを逃さず釣ってくと釣果に結びつきます。

経営(商売)においても天気という要素は大いにあります。

雨が降る日は客足が遠のく

店主であれば雨の日だけの特別キャンペーンを行うなどの対策が考えられますし、営業マンであればお店が暇なのでゆっくり話を聞いてくれる可能性が高くなるので積極的に営業をかけにいくなどが考えられます。

6 時流

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時流というのは少しわかりづらいですが、例えばバスの生息が確認されているにも関わらずいバス釣りが禁止のフィールドが、何かのタイミングでバス釣り解禁になった。

そんなタイミングに行けば、ぼっこぼこに釣れるでしょう。

「昔はよく釣れたんだよね〜」なんて、意味のない話をする人がたまにいますが、まさにそれです。

この時流というのは僕的に超重要視してます。なぜなら起業後数年間うまくいかなかった経営が安定化したのも、この時流をうまく捉え絶妙なタイミングだったからこそなんです。

市場が成熟しきっていて、競合がうじゃうじゃいる中で商売をするというのは効率が悪いです。(誰にも負けない情熱があれば別ですが)

7 タックル

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タックルなんて安物でも釣れます。しかし、大物をかけた時に専用タックルでなければバラしてしまうことが多い。

以外にも大物が掛かったが、タックルのバランスが悪くてバラしてしまうなんてことがないよう、経営(商売)においても、大物がかかることを前提に用意周到に準備はしておくべきです。

例えば個人事業主が会社相手に取引なんてできません。だから僕は大物が掛かってもいいように会社を作りました。会社を作る前は知り合いの会社の名前を借りていました。

8 ルアー

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そのフィールドのバスは何を食っているのか?そもそもルアーとは疑似餌ですから、バスが何を食ってるかを理解して、それに似せたルアーを使うこと(マッチザベイト)がバス釣りにおけるルアー選びの基本となります。

買い手は何を求めているか?ここを理解して最適な商品を選ぶことはルアー選びに似ています。

ほとんどの経営者(商売)では売り物がいくつかある中で、そこから買い手を探すと思いますが、売れないものを売ろうとしても絶対に売れません。なので買い手を理解して売れないものに固執せず、売れるものを開発していかなければならないです。開発できなければ、開発しているところから仕入れれば売れるものを手に入れることが可能です。

9 アプローチ

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バス釣りにおいてアプローチは命と言えます。

おかっぱりでの接近戦などでは、バスに気配を感じさせたらその時点で狙うバスは口を使わなくなる。。また足元に潜んでいるにも関わらず、ずかずか歩いて沖にルアーを投げるなどの行為はアプローチの順番と仕方が間違っていますよね。

大物になればなるほど気配を感じ取られやすくなる傾向があります。

例えば営業に当てはめて考えると、大物にどうアプローチしていくか?これが超重要です。

いきなりルアーに当てはまる商品を持ち出しては警戒されてしまう・・ではまずは出会うことを考え、その後仲良くなるためにその人の好きな物などを調べ、次回会う時に手土産などを持って行こう。そして商品を売り込まずに仲良くなることを考えよう。そして仲良くなってから、はじめて商品のことを切り出そう。

などと営業では、アプローチの仕方を考え、順序を考え、大物を仕留めていくプロセスが大事だったりします。

10 現場主義

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「現場に行かなきゃバス釣れないよな」

これ、疲れが溜まってる時によく思うことです。

机上の空論で物事を考えて、頭でっかちになったからって、バスは釣れません。現場に足を運んでその時の状況を肌で感じて、自分のアタマで考えるから、結果的にバスが釣れる。

こうした現場主義は経営(商売)にも当てはまることです。

11 釣行回数

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「客が来ない。客が来ない。」と嘆いている人ほど、営業活動をしてません。

例えば100人に営業をかけて1人しか反応がなかったと嘆く人と、普通に1000人に営業かける人では圧倒的な差が出てきます。

現場に10回いく人と、100回いく人では明らかに釣果やスキルに差が出て当然です。

12 情報

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これ何事に置いても大事ですよね・・

どこどこっていま釣れてるの?ルアーがなにがいいの?とこうした情報があるのとないのでは雲泥の差です。まぁバス釣りは自分で探すから楽しいってのもありますけどね。せめてそこにバスが居るかどうかくらいは知っておきたい情報です。

そして情報は経営(商売)でも極めて重要なのは言うまでもありません。

13 発想(アイデア)

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過度にプレッシャーがかかった状態やフィールドにおいては、人と違った発想(アイデア)が必要だったりします。

リグに一工夫。ルアーの動かし方に一工夫。

こんな発想やアイデアが時に釣果に結びつきます。

経営(商売)においてもこの発想(アイデア)はかなり重要な要素。切り口を変えてみるとか、見せ方を変えてみるとか、新発想が買い手の購買意欲を刺激すると僕は考えます。

14 臨機応変

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突然の雨による濁り・・

曇り・雨の天気予報が外れ、晴天無風・・

釣りをしていると前日に考えていたプランが崩壊したり、当日予期せぬ天候変化や状況変化でネガティブになることって多いですよね。

そういった時こそ、臨機応変に物事を考えて対応する力が釣果に繋がります。

安定して商品を買ってくれていたお客様を怒らせてしまった・・しかも契約違反だと内容証明まで送ってきた・・こんな時、担当者が代表が臨機応変に動くことで、最悪の事態を免れます。

それは事前に考えていたリスクマネジメント、事前に構築していた弁護士の人脈、過去の失敗の経験。そんなのが生きたりします。臨機応変とは経験の上から成り立つことも多いです。

15 情熱・本気度(思い入れる時間)

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バス釣りにおいても、仕事においてもこれ一番大事ですよね!

僕は第2の収入の柱を構築しようと、色々やってはみるものの、ほぼ撃沈。(苦笑)
その理由は明らかで、思い入れる時間が短いというのが原因なんです。

メインにしている仕事は情熱(というか必死?)を持って、数年間突っ走ってきて、目標達成できたんですが、いまの人数では上限がある。。

だからと言って人を増やしても、自分の中では結局それの繰り返しで意味がないと感じてしまったんですね。だからメインの仕事は既存のお客様を丁寧にフォローし続けることで安定化していて、情熱というものはない状態。。

その代わりというわけではないですが、いまはバス釣りに情熱を燃やしてる状況なのです(笑)

他人任せでバスは釣れない。商品は売れない。

ノリーズの田辺さんが「バスが釣れないのは全部自分のせい」と何かの動画で言っていました。

まさにその通りだと思ったので心に残ってる言葉です。

これは経営(商売)においても全く同じ言葉が当てはまると僕は思います。

「商品が売れないのは全部自分のせい」

バスが釣れない、商品が売れないというのは、自分のアタマで考えてないってことなのだと。

それは面倒だからなのか?面白くないからなのか?

今回この記事を書いたのは、大好きなバス釣りと経営(商売)の思考回路が酷似しているから。もし面倒だとか面白くないからという理由で仕事のことを考えられないなら、一旦バス釣りに置き換えて考えると良いかもしれません。

この記事を書いた人

サカナ

関東在住。子ども二人、妻一人。隙あらばバス釣りしてます。ボート&おかっぱり。ライブスコープは使ってません(笑