長年バス釣りをする中で、雑誌で良いと書いてあったワーム、釣りの上手い人に教えてもらったおすすめのワームを見たり聞いたりしては、釣具屋で散財してきた私。
それらワームを現場で使い単純によく釣れたワーム、見えバス相手に色々試して効いたワーム、その他様々な検証を行い効いたワームなどから厳選して初心者目線で使えるワームを厳選し紹介していきます。
目次
1位 ゲーリーヤマモト「カットテール 4インチ」
メーカーHPより
優れたストレートワームの条件である水平ポジションの確保、ナチュラルなダートアクション、そしてミノーライクなシルエット、それらを高次元で満たしノーシンカー等のフィネスなアプローチでは、フィールドを選ばず抜群のポテンシャルを発揮します。
私が絶大におすすめするのが、ゲーリーのカットテール4インチ!このワームは永遠のスタンダードで、初心者におすすめするワームの第1位としては、揺るがないと思います。
※カットテール4インチについては詳しい使い方を別の記事に書いていますので参考にしていただければと思います。
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私が初めてバスを釣ったのもカットテール4インチでしたが、今でさえ違う釣りがメインのため出番は少なくなっていますが、釣りたくなった時のためにタックルボックスには必ず忍ばせている最終兵器。
このワームが釣れる要素は、ネーミングにもある「テール」が間違いなく効果を発揮していると感じます。バスがエサだと勘違いしてしまう水中での波動というものは、人間が理解するのはバスに聞かない限り無理な話ですが、このテールが発する絶妙な波動がベイトと間違えて捕食しているに違いありません。(これは様々な釣り方を試して、バスの反応を見た時に、私が感じたことです。)
カットテール4インチを初心者の方におすすめする理由は、単純に「釣れるから」というだけではなく、「扱いやすさ」という点で他のワームより一つ頭つきん出ているからです。
ワーム自体の重さは下記の画像にもあるように3g程度。それに加え、細身のシルエットであるためスピニングで非常に投げやすくよく飛びます。
初心者の方におすすめする使い方は、
- ノーシンカーリグ(オフセットフックのサイズは#1)
- ネコリグ (4番のマスバリに、1.3gのネイルシンカーがおすすめ)
です。
おすすめの理由は、どちらも仕掛けを作るのが簡単なのです。
下記の記事ではネコリグの作り方について解説していますので参考にしてみてください。
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ノーシンカーでの使い方は、
- 投げて巻くだけ(広範囲を横の動きで探る)
- 投げて落とすだけ(シェードや木や杭などの沈み物などスポットに投げてボトムまで落とすだけ)
です。
ネコリグ での使い方は、
- ボトムで使う(ボトムをシェイクしながら引いてくる)
- 中層を巻く
です。
ネコリグの使い方については記事を書いていますのでよければ参考にしてみてください。
2位 ケイテック「スイングインパクト 3インチ」
メーカーHPより
キビキビと、そして大きくスイングするテールアクション。ボトムでのズル引きやカーブフォールによるスイミングで効果絶大です。水を良く掴み、水流負けしないテールデザインがミソ。ジグヘッドはもとより、テキサス、キャロライナ、ダウンショットリグ、そしてネコリグやジグトレーラー等、あらゆる使い方で効果を発揮します。あまりシェイク等の小技を入れずに、スローにシンプルに使うことをお勧めいたします。
かなり悩んだのですが、2番目におすすめするワームはケイテックのスイングインパクト3インチです。
このワームはノーシンカーもしくは0.9g〜1.3gのジグヘッドにセットし投げて巻くだけという使い方を基本として、初心者におすすめします。
「投げて巻くだけでよく釣れる」というその他のおすすめポイントとしては、コストパフォーマンスの良さが挙げられます。ケイテックというメーカー自体、良心的な価格なのですが、スイングインパクトは良心的な価格に加え、針持ちが良いため、コストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。
投げて巻く以外の使い方、リグリ方としては、スモラバのトレーラーとして使用するのもおすすめです。スモラバのトレーラーとして付けたら、投げて巻く、落とす、放置する。といった3つを使い分ければバスは釣れるでしょう。
3位 ジャクソン「エグジグ 3/64oz(1.3g)」
メーカーHPより
ハイプレッシャーのタフな状況を打開する最終兵器「エグジグ」。JBTOP50の中でも有数のスモラバ使いである江口俊介が、試行錯誤の末に辿り着いたスモラバの理想形だ。抜群のフッキングレスポンスとスナッグレス性能を高次元で両立。オープンウォーターからライトカバーまでをカバーし、ナチュラルかつ強い波動を生み出す専用設計シリコンラバーは使用する水質を問わない。レンジキープ能力はシャローからディープウォーターまでを完全カバー。乱長短のラバーカットは、フォールさせるだけで強い存在感と集魚能力を持つ魅惑の乱水流を発生し、コンパクトで曖昧なシルエットがスレきった天才バスを騙しきる。…基本はキャストしフォール&シェイクするだけでOK。まさに最終兵器と呼ぶに相応しい究極のアイテムだ。
第3位はジャクソンの「エグジグ」=スモラバです。
ウェイトも1.3gと言い切ったのは、一番扱いやすく、汎用性が高いウェイトだからです。例えば0.9gだと軽すぎますし、1.8gだとちょっと重いなと感じてしまうからです。ですので、初心者の方はまずは1.3gを買えば良いでしょう。
カラーはグリパン系がおすすめです。
トレーラーは先に紹介したケイテックのスイングインパクトをとりあえず買っておけば良いかと思います。
余談ですが、まぁ私が初心者の頃はスモラバばっかり投げてましたね。とにかくよく釣れるルアーなので、最近は全然使っていませんが、初心者の方には「まずたくさんバスを釣る」ことが大事だと思っていますので、激しくおすすめしています。
ちなみに初心者のうちにたくさんバスを釣ることを覚えず、いきなりプロに憧れてビッグベイトなどを投げても釣れません。とにかくバスをたくさん釣り、経験を積むことでその応用として様々な釣り方やルアーを使うことができるのです。
4位 ジャッカル「フリックシェイク 5.8インチ」
メーカーHPより
ストレートワームのボディーをあえて曲げて微妙なカーブを持たせることで、これまでにない釣果を約束。その計算し尽されたカーブの先端がフォール時にピクピクと振動し、まるで生きたミミズのような動きでバスを誘惑します。縦の動きが横の動きに変わることで、従来の動きに無反応だったバスも一撃必釣を約束。ジグヘッドワッキーを不動のリグに押し上げた秀逸のソフトベイトです。
フリックシェイク 5.8インチは私の中では1位にしても良いくらいのポジションに居るルアーです。(今回は初心者の方におすすめというテーマがありますので4位にしました)
その理由としては、フリックシェイクには5.8インチ以外に、2.8 , 3.8 , 4.8 , 6.8 , 9.8など様々なサイズがラインナップされており、大きさでいくと初心者が特に気にかけるのは3.8や4.8インチなのですが、私がおすすめする初心者向けのサイズは5.8インチなのです。
なぜなら5.8インチは小さなバスから、大きなバスまで幅広く釣れるルアーだからです。5.8インチと初心者の方からすると「ちょっと大きいな」と思うかもしれませんが、細身のシルエットのため実際はそれほどでもないのです。
使い方に関しては下記の記事で詳しく書いていますのでご覧ください。
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50アップも釣れている信頼のルアーで、今でもタックルボックスから外せない永遠の一軍ルアーです。
5位 ボトムアップ「ブレーバー 5インチ」
メーカーHPより
身震いするようなフォールアクションがサスペンドバスの即喰いを促し、テールをクビレからカットすれば、イキイキとした自発的クロールアクションを発するストレートワームに変身するブレーバー。このたび5.7インチでは大きいと感じるフィールドコンディションに対応すべく、そしてベイトフィネスはもちろん、スピニングでのフィネス戦略にもベストマッチする5インチをリリースいたします。ただ単にダウンサイジングしたのではなく、より快適な使用感、そして魅力的なアクションを追求した専用設計。臆病で神経質なスレっからしも思わず口にしてしまう新たな戦力です。
続いてはボトムアップのブレーバー 5インチです。知っている人も多いかと思いますがボトムアップと言えば、メーカーを立ち上げたのが川村光大郎氏。ダイワのプロスタッフである彼は、元々はOSPというメーカーの社員として様々なメディアで活躍されていました。
オカッパリのプリンスなどとも言われ、オカッパリに精通する影響力の高い彼が作ったワームですので、これは使ってみないとということで使い始めてみましたが、初心者の方に自信を持っておすすめできるルアーです。
特徴的なのが他のストレートワームにはない、シャッドテール部。
ネコリグ で使うことの多いブレーバーですが、フォール時でも食わせのアクションを出したいとのことで考案されたようですが、私的には中層ただ巻きでも威力を発揮できる点がストロングポイントだと感じました。
なぜならネコリグ を中層で使ういわゆる巻きネコという使い方は、あまりやる人が居ないのかバスの反応がすこぶる良い時があります。1位に挙げたカットテールでもテールがプルプルと良い動きをしますが、ブレーバーはシャッドテールになっていることでアピール力が更に高いのです。
フォール時、ボトムだけでなく、中層でも使えてしまうマルチなワームと言えるでしょう。
いま現在でのサイズ展開は5インチと5.7インチですが、扱いやすい5インチを初心者にはおすすめいたします。
6位 ZBC「スワンプクローラー」
スワンプクローラーは海外のワームメーカーZBC(ズームベイトカンパニー)の商品です。このワームをおすすめする理由はずばりコストパフォーマンス。
耐久性の高いワーム素材のため、針持ちが良いです。また良心的な価格であり、かつパッケージングされたワームの本数が多いので、すごくありがたいワームです。
昔からあるにも関わらず、今でも愛用者が多いですし、有名なプロも愛用しています。
ノーシンカーリグ、ジグヘッドわーキーリグ、ネコリグ などで使うと良いでしょう。とりあえず買うならカラーはグリパン系がおすすめです。
7位 OSP「ドライブクローラー 4.5インチ」
メーカーHPより
シンプルな形状ゆえ、性能差が曖昧であったストレートワーム。しかし、ドライブクローラーは、形状・素材硬度・比重の黄金バランスを導き出し、バスにとっては未体験ゾーンとなる自発的クロールアクションを新開拓した。ロッドアクションにおいても、全身を細かく波打たせる生々しい震え、クネリを発生。明確な性能差をもってタフバスに対峙するドライブクローラー、この身悶えに抗えるバスは、いない。
続いてはOSPから発売されているドライブクローラー4.5インチです。
ドライブクローラーはストレートワームの中でもボリューム感があるため、その存在感からバスへのアピール力も高いですし、ビッグバスに好まれる傾向があるワームです。
ノーシンカーやジグヘッドワッキーでは、自発的にクネクネと動きながら落ちていくため、初心者の方は投げてボトムまで落とすだけでバスが釣れてしまいます。
またもう1つ初心者向けの使い方としてはネコリグ 。頭側にボリュームがあるため、ネイルシンカーを刺しやすく、ネコリグ には最適な形状をしています。ネイルシンカーは1.3gをベースに、1.8g、2.4gまで幅広く使用できるでしょう。
ワーム自体にそこそこウェイトがあるため、スピニングでは少し重いと感じることがあるかもしれません。裏を返せばベイトフィネスタックルでも投げられるので汎用性は高いルアーです。
下記ではドライブクローラーの使い方を解説していますので参考にしてみてください。
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8位 OSP「ドライブクローラー 3.5インチ」
ドライブクローラー4.5インチに続くおすすめのワームは、1インチサイズが小さい3.5インチです。
ただ1インチと言ってもボリューム感がかなり下がっており、バスの活性が低い(吸い込みが弱い)場合や見えバスを相手にする時などに使うと良いでしょう。
ボディもかなり細身のため、ネコリグ で使用する際は0.9g程度のネイルシンカーが限界。フックサイズは2〜3番の細軸のマスバリが最適でしょう。
結構タフな状況では本当に活躍するワームですので、持っておいて損はないかと思います。
またスモールマウスバスなどにも超効果的です!
9位 OSP「ドライブシャッド 3.5インチ」
メーカーHPより
これまでのシャッドテールワームは、ノーシンカーリグでの使用においてただ巻きではライブリーにアクションするものの、リトリーブを止めるとノーアクションで沈んでいく・・・すなわち、止めた瞬間からバスを誘う力を失ってしまう点がウィークポイントであった。しかしドライブシャッドは違う!フリーフォールでも自発的に泳ぐニューアクションを獲得し、ウィークポイントをバイトチャンスへと変えた。ボディをクネらせながらテールをパタつかせてフォールする姿は、自らの意思でボトムへ向かうベイトフィッシュそのもの!これにより、カバー際に着水させたらフォールバイトを狙ってからリトリーブ、追ってきても食わないバスに対しフォールアクションで誘うなど、ただ巻きだけでは食わせられなかったバスをフォールで食わせることが可能となった。さらに、ただ巻きにおいてはデッドスローリトリーブでもしっかりとテールを振る反面、ファストリトリーブでも安定し、バジングでは魅力的なサウンドを発生させる。多彩な演出に応えるドライブシャッドは、アングラー側から仕掛けて食わせられる唯一無二のシャッドテールワームである。
ドライブシャッド3.5インチは小さなサイズながらビッグバスに効くルアーでストロングな釣りが主の私が困った時に使うルアーです。
使い方は#1サイズのオフセットフックにドライブシャッド3.5インチを付けて、ノーシンカーで投げて巻くだけ。水面付近をフラフラと泳ぐ小魚を演出することで、バスがバイトしてきます。
ノーシンカーの他には、0.9g程度のジグヘッドで巻いても良いですし、ヘビーダウンショット、ヘビーキャロライナリグ、アラバマリグなど多様な使い方ができます。(今回は初心者の方向けに記事を書いていますので、ノーシンカーが一番おすすめです。)
ドライブシャッドの詳しい使い方に付いては、別記事で細かく書いていますので参考にしてみてください。
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10位 ゲーリーヤマモト「レッグワーム 2.5インチ」
タフな状況下でも最後の最後までバスが反応するライブベイトに近い微弱ライブ系波動を放つレッグワームは、ボディの縦と横の異なるリブとバイブレーションテールで、バスにとって「食べたい!」と思わせる弱った小魚の動きを超リアルに再現します。
10番目におすすめするワームはゲーリーのレッグワーム 2.5インチ。このワームも私が初心者の時に愛用していて、小さいのからビッグバスまでをキャッチしてきたワームです。
上記の写真はペラ付きのジグヘッドにレッグワーム 2.5インチを付け、リザーバーのスタンプ(水中に沈んでいる切株)を狙い、ルアーを引いてきたら付いてきて「パク」っと食べたビッグバス。
水質がクリアな場所であれば2.5インチという小さなサイズであっても、バスはその動体視力でルアーを見つけられます。微弱波動の弱った小魚を演出できるレッグワームであればイチコロ。
使い方は私のようにジグヘッドに付けてただ巻きする以外には、スモラバのトレーラー、またダウンショットでの使用がおすすめです。
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さいごに
初心者のうちはサイズ問わず数多くのバスを釣り経験値を上げることが大事!
なぜなら、どんな時に、どんな場所で、どんな風に、バスがルアー(エサ)を食べて来るのか?またかけた後のファイトをこなすことも、この先幅広くバス釣りをするために必要な経験値となるからです。
そんなあなたの経験値に本記事がお力になれれば幸いです。