ドライブクローは2インチ、3インチ、4インチ、5インチとトータル4つのサイズが販売されていますが、狙うバスや使うシチュエーションによって、それぞれ使い方が大きく異なります。
特に2インチの使い方は他のサイズとは大きく異なりますので、その辺りの使い方について解説していきます。
目次
各サイズの使い方とフックサイズ
最小の2インチから使うのを躊躇してしまうような大きなサイズの5インチまで、まさに抜け目のないサイズラインナップですが、それぞれのサイズにおいて使い方が存在するので、かんたんにまとめてみます。
2インチの使い方
ドライブクローシリーズの中で最も小さなサイズの2インチ。小さなサイズにしては各パーツがよく動き、かなりクオリティの高いルアーと言えるでしょう。
使い方は、主にダウンショットやスモラバのトレーラーとして使用します。
ダウンショットでは通常のシェイクして誘う他、ロッドを上下に鋭くさばきリアクションでバスにむりやり口を使わせる使い方が効果的です。リアクションが活躍するシーンはプレッシャーのかかったバスや、動きがスローになる晩秋から初冬などショートバイトを取るためです。
ドライブクロー2インチの推奨フック&フックサイズ
フックサイズ:オフセットフック#4、マスバリ#2
推奨フック :オフセットフックなら川村光大郎氏も使っていたFINAのDASオフセットの#4がおすすめです。
ドライブクロー2インチの重さ
ドライブクロー2インチの重さは約2gです。
3インチの使い方
シリーズの中でも最も使いやすいサイズとも言えるのが3インチです。ベイトタックルで使うには最適であり、同時にバスが食いやすいサイズとも言えるでしょう。
特に使われている使い方はテキサスリグ。カバーの濃さに合わせてシンカーの重さを変え、カバーの隙間にスルりとルアーを滑り込ませます。
テキサスリグ以外ではジグのトレーラー、ヘビーダウンショットとしても最適です。
ドライブクロー3インチの推奨フック&フックサイズ
フックサイズ:オフセットフック#1/0、ストレートフック#1/0
推奨フック :川村光大郎氏も並木敏成氏も使っていたFINAのTSNオフセットの#1/0がおすすめです。
ドライブクロー3インチの重さ
ドライブクロー3インチの重さは約4.8gです。
4インチの使い方
4インチのサイズ感について「ちょっと大きすぎない?」と感じる人も少なくないと思います。特にバス釣を始めたばかりの人はなかなか手を出しずらい際サイズかもしれません。
ですが、このサイズはデカいバスを狙うには普通。ザリガニなどを捕食しているバスにとってはむしろ「少し小さい」と感じられているかもしれません。
使い方はテキサスリグもしくはジグのトレーラーです。
ドライブクロー4インチの推奨フック&フックサイズ
フックサイズ:オフセットフック#2/0、ストレートフック#2/0
推奨フック :川村光大郎氏も並木敏成氏も使っていたFINAのTSNオフセットの#2/0がおすすめです。
フッキング重視であれば#3/0にサイズアップしても良いでしょう。またストレートフックにすることで、よりフッキングを強化できます。
ドライブクロー4インチの重さ
ドライブクロー4インチの重さは約7.8gです。
5インチの使い方
最大サイズとなる5インチ。そのボリューム感は圧巻とも言えます。デカバスだけに狙いを定めるなら絶対的に5インチをおすすめします。
使い方は4インチ同様、テキサスリグもしくはジグのトレーラーです。
OSPの01ジグなどにセットすればよりバルキーでデカバスの本能を刺激しエキサイティングな釣りができるでしょう。
ドライブクロー5インチの推奨フック&フックサイズ
フックサイズ:オフセットフック#5/0、ストレートフック#5/0
推奨フック :川村光大郎氏も並木敏成氏も使っていたFINAのTSNオフセットの#5/0がおすすめです。
ドライブクロー5インチの重さ
ドライブクロー5インチの重さは約14gです。
ドライブクローの使い方①「テキサスリグ」
ドライブクローの代表的な使い方とも言えるのがテキサスリグです。テキサスリグで使用するサイズは3インチから5インチ。サイズ選びは個々の好みで良いですが、デカいバスしか狙わないのであれば5インチにしても全く問題ないでしょう。
3インチのライトテキサスなどは、薄いカバーやテトラなどの穴撃ちに最適です。4インチはヘビーカバーに潜むビッグバスを狙うのに最適なサイズで、5インチと使い分ければ良いと思います。
初心者の方は3インチを選び、3.5gから5gのバレットシンカーをセットしたテキサスリグでカバーを狙ってみてください。カバーが濃いようであれば7gから10g、時に14gまでシンカーの重さを変えると良いです。
ドライブクローの素材は柔らかくフッキングがよく決まるので、バスが食ってくれれば掛かる率は高いと言えます。よりフッキング率を上げるのであればオフセットフックではなく、ストレートフックを使うとバスの上顎を貫通する勢いで掛かってくれるためバラシも減らすことができます。
ストレートフックでおすすめなのはFINAのFPPストレートです。
ドライブクローの使い方②「ジグのトレーラー」
ドライブクロー3インチから5インチまでのサイズでは、ジグのトレーラーとしても最適です。
テキサスリグとは違い、ラバーが水中でふわふわ、ぼわぼわし、フックの存在も隠してくれます。なぜかデカいバスの反応がよいため、個人的にジグは大好きでよく使うルアーです。
使い方は様々で、ボトムでのズル引き、ボトムパンプ、ボトムシェイクなどボトムで使うほかに、枝などに絡めて中層でボワボワさせるなども効果的です。バスの活性が高ければフォールで食ってきます。水面でぼわぼわ誘って、気づかせて落とすなんてテクニックもあります。
テキサスほどカバー貫通力はないですが、釣れればデカいのがジグの特徴です。
ジグでデカいバスがバイトした時の感覚が癖になりやめられなくなるので注意!
ドライブクローの使い方③「ダウンショットリグ」
ダウンショットリグでは2インチをスピニングタックルで使う場合(通常のダウンショットリグ)と、3インチをベイトタックルで使う場合(ヘビーダウンショットリグ)の2パターンに分かれます。
① 通常のダウンショットリグ
通常のダウンショットリグとは2インチのドライブクローをスピニングタックルでダウンショットとして使うことを指す。
使い方はボトムで使う場合、ボトムをズル引きさせ何かに引っかかったらその場でシェイクさせる。ボトムを取る釣りの場合、ロッドが柔らかすぎるとボトムを取りずらくなるため、スピニングロッドは最低でもL程度のものが良いだろう。
中層で使う場合は狙うレンジに合わせてシンカーの重さを変え、シェイクしながらリーリングする。いわゆるミドスト的な使い方だ。この使い方は通常であればベイトフィッシュっぽいシルエットのルアーを使うものだが、ドライブクローのようなシルエットのものはバスから見ても新鮮に見えるので試す価値はある。僕の経験で言うと、サイトフィッシングで何を投げても反応しなかったバスが、ドライブクロー2インチのダウンショットを中層でへこへこさせたらバイトしてきたということがあった。
ダウンショットリグではスレたバスや食い気のないバスに無理やり口を使わせるリアクション的な使い方もあるため、シェイクなどの動かし方で食わない時はロッドを鋭く煽って、リアクションバイトを誘ってみよう。
② ヘビーダウンショットリグ
ヘビーダウンショットでは8lb〜12lb程度のラインを巻いたベイトタックルに、3.5g〜10g程度のシンカーを付けてダウンショットとして使う使い方を指す。
使用するドライブクローのサイズは主に3インチがベストだろう。
使い方に関してはスピニング同様だが、ヘビーダウンショットではフォール時のリアクションバイトも誘えるのはひとつのメリットだ。2インチでももちろん狙えるものだが、ルアーのサイズが大きい分、バスに気づいてもらいやすくなる。ドライブクローの各パーツがフォール時によく動いてくれるので、よりアピール力を増すのだ。
ドライブクローの使い方④「スモラバのトレーラー」
スモラバのトレーラーとして使用する場合、主に2インチを使います。
ドライブクローはパーツが豊富なため、スモラバのトレーラーとして使った場合、ボリューム感とアピール力を増すのが特徴となります。フォールさせるだけでバイトしてくるでしょうし、ボトムに着いてそのまま放置してるだけでも十分バイトさせられるでしょう。
スモラバの使い方に関しては初心者でも釣れるスモラバの使い方!おすすめは?トレーラーは?にて詳しく解説しているので、そちらを参考にしてください。
ドライブクローの水中アクション映像
開発者である川村光大郎氏によるドライブクロー5インチ実釣動画
動画内で使用している、ドライブクロー5インチ用のタックル
ルアー:ドライブクロー5インチ
ロッド:スティーズ691HFB ブレニウム
リール:SS SV 103SHL
ライン:モンスターブレイブ20lb
フック:TNSオフセット 5/0